モロッコ・マラケシュ——異国情緒あふれるスーク、スパイスの香り、色とりどりの雑貨。写真映えする街並みに心惹かれて、「いつか行ってみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?
でも、いざ旅の計画を立てると「女性一人でも大丈夫?」「しつこい客引きにあわない?」なんて不安も出てきますよね。
私はモロッコで17年暮らしています。観光地として有名なマラケシュにも何度も通い、安全に楽しむコツや、地元の人とのちょうどいい距離感の取り方を肌で学んできました。
このガイドでは、そんな私のリアルな体験をもとに、一人旅や女子旅でも安心して楽しめるマラケシュの歩き方を紹介します。観光名所はもちろん、地元で愛されるカフェやレストランも要チェック!旅のプランにぜひ取り入れてみてください。
マラケシュってどんな街?
マラケシュは、モロッコ王国の南西部に位置する都市で、カサブランカから南へ約250km、車や鉄道でおよそ3時間の距離にあります。モロッコ第4の都市でアトラス山脈の北側に広がる内陸に位置します。
サハラ砂漠方面やアトラス山脈への玄関口としても知られており、モロッコの自然と文化の交差点ともいえる立地です。
- カサブランカから列車または車で約3~4時間
- ラバトからは車で約5時間
- フェズからは車で7~8時間
- サハラ砂漠方面(メルズーガなど)への出発地としても人気
また、マラケシュ・メナラ空港は国際線も多く就航しており、ヨーロッパ各地からの直行便も豊富。パリやマドリード、ロンドンからは3〜4時間のフライトで到着できるため、短期旅行のヨーロッパ観光客でいつも賑わっています。
モロッコを代表する観光都市のマラケシュは、まるで中世の世界に迷い込んだようなエキゾチックな街です。ピンク色の土壁に囲まれた旧市街(メディナ)と、ヤシの木が並ぶ新市街が共存し、伝統とモダンが入り混じる独特な雰囲気が魅力です。
マラケシュ旧市街(メディナ)はユネスコの世界文化遺産に登録されており、その中心にあるジャマ・エル・フナ広場は、屋台や大道芸人が集う“生きた文化空間”として無形文化遺産にも認定されています。
マラケシュ観光のベストシーズンは、気候が穏やかな春(3〜5月)と秋(10〜11月)。夏は40℃を超える猛暑になることもあるため、観光には注意が必要です。

冬は朝晩はかなり寒いよ~ホテルに暖房があるか要チェック!
王道だけどやっぱり素敵!おすすめ観光スポット5選
マラケシュには数えきれないほどの見どころがありますが、まずは外せない「王道スポット」から。定番とはいえ、訪れるたびに新しい発見があり、初心者にも安心して楽しめるのが魅力です。
ここでは、モロッコ在住17年の筆者が「やっぱりこれは行っておいて正解」と感じるおすすめ観光スポットを5つ厳選してご紹介します。
① ジャマ・エル・フナ広場(Jemaa el Fna)~マラケシュの心臓部


ジャマエルフナ (Djemaa el Fna) って、アラビア語で「死人の集会場」ていう意味なんだって!
賛否両論ありますが、私はこの広場が大好きです。昼間は大道芸人や行商などで溢れかえり、日本では考えられないような物が売っていたりします。例えば、入れ歯。敷物の上にズラッと並んだ入れ歯は圧巻です…
そして夜。昼間とは全く景色が変わります。屋台が所狭しと並び、人気の店には行列も。モロッコのストリートフードのオンパレードです。試してほしいのは、ラクダの串焼き!味もしっかり染みていて、炭火でしっかり焼いてくれます。超旨味!時期にもよりますが、カタツムリの塩ゆでがあることも。食用に養殖されたカタツムリなので安心して下さい。貝みたいな味で、結構あっさりしてますよ。
- 見どころ: 音・匂い・人の熱気が混ざる、これぞモロッコ!を体感できる場所。
- おすすめ時間帯: 夕方~。屋台のストリートフードを楽しんで!
- 旅ポイント: 夕暮れ時にカフェの屋上から広場を眺めると絶景。強引な客引きには笑顔でスルーを。
ジャマ・エル・フナ広場は、単なる観光地ではなく、モロッコの生きた文化が体感できる特別な場所です。夜になると、広場は屋台やパフォーマンスで賑わい、訪れる人々に良くも悪くも忘れられない体験を提供してくれます。マラケシュを訪れる際は、ぜひこの無形文化遺産の強烈な魅力を肌で感じてみてください。
② マジョレル庭園(Jardin Majorelle)~青と緑の楽園

確かに、いつ行ってもたくさんの観光客でいっぱいの庭園です。ただ、中は十分に広いので混雑はあまり気になりません。珍しい植物があるわけではないのですが、乾燥したマラケシュの街の中で緑を見ると、とても和みます。
そして、庭園内に併設しているピエール・ベルジェ ベルベル芸術博物館(Musée Pierre Bergé des Arts Berbères)も時間があるなら見てほしい所。ファッションデザイナーのイヴ・サン=ローランとそのパートナーであるピエール・ベルジェが収集した、モロッコ全土のベルベル文化に関する600点以上の貴重な品々が展示されています。
さらに、庭園に隣接しているイヴ・サン=ローラン美術館(Musée Yves Saint Laurent Marrakech)もファッションに興味のある方は必見。彼の代表的な作品や創作過程を紹介する展示が行われています。ファッションに興味のない方は、建物の外観だけでも見てみて。モロッコの土と大理石を用いて構築されていて、イヴ・サン=ローランのデザインに見られる曲線と直線を組み合わせた独特の建物の形状になっています。
- 見どころ: イヴ・サンローランが愛した、コバルトブルーの建築と南国植物のコントラスト。
- 所要時間&おすすめ時間帯: 約2時間 午前中(開園直後)なら空いていて静か。
- 旅ポイント: 写真映えNo.1スポット。色彩が美しく、アートとファッションの世界。
チケットはオンラインで早めに購入!時間帯も指定ありです。
おすすめは、マジョレル庭園+ベルベル芸術博物館+イヴ・サン=ローラン美術館の共通チケットです。または行きたい場所だけの購入も可能です。詳細は公式サイトでチェック
③ アリー・ブン・ユースフ・マドラサ (神学校)

ジャマ・エル・フナ広場から徒歩10〜15分ほどで、スーク(市場)を抜けた先にあるモロッコ最大級のイスラム神学校アリー・ブン・ユースフ・マドラサに到着します。この学校は、16世紀にサアード朝のスルタン、アブダラー・アル・ガリブによって建てられました。最盛期には900人以上の学生が学び、イスラム法や科学、コーランなどを学んでいたとされています。
- 見どころ:モロッコタイルや、漆喰の繊細な彫刻、彫刻された木製の天井など、アラブ・アンダルシア建築の粋を集めた装飾。
- 所要時間&おすすめ時間帯:滞在時間はガイドを頼んでも約20分くらい。スーク見学と同時に。
- 旅ポイント:美しいモザイクに囲まれ、かつての学生たちに思いを馳せる場所

観光客からの評判も高いスポット!ここはぜひ行ってほしい!
④ バヒア宮殿(Palais Bahia)~繊細なモロッコ建築美にうっとり

マラケシュのメディナ(旧市街)の中心にあり、ジャマ・エル・フナ広場から南東900mに位置します。19世紀末に建てられた宮殿で、モロッコ建築の傑作と言われていて、モザイク、木彫り、漆喰装飾が非常に繊細で見応えがあります。特に幾何学模様のモロッコタイルには感動します。ただ、宮殿といっても家具や装飾品、展示物があるわけではないので少し物足りないかも。
- 見どころ: モザイクタイルや木彫り天井が美しい、19世紀の宮殿。
- 所要時間&おすすめ時間帯: 約1時間~2時間 開館直後がゆっくり見れる。
- 旅ポイント: インスタ映えするスポット満載。装飾の美しさは必見。
ここも観光客に人気のスポットなので、午前10時以降はとても混雑します。さらに、2023年に起こった地震の復旧作業で、残念ながら多くの部屋が非公開になっています。

説明が少なめだから、ガイドか予習は必須かも。もう少し観光客目線があると嬉しいな〜。
⑤ クトゥビーヤ・モスク(Koutoubia Mosque)~街のランドマーク

フナ広場のすぐそばにそびえる高さ約77mのクトゥビーヤ・モスクのミナレット(尖塔)は、マラケシュのシンボル的存在。街のあちこちから姿が見えます。夜にはライトアップされて、昼とはまた違う幻想的な表情に。
- 所要時間&おすすめ時間帯: 外観見学のみで15〜30分ほど。夕日に照らされるミナレットが特に美しい。
- 旅ポイント: モスクの前のカフェで一休み

実は中には入れないんです、イスラム教徒じゃないと…。ちょっと残念~!
ワンポイントアドバイス~観光を快適に楽しむために
マラケシュの定番スポットは、やっぱり一度は行っておきたいところ。いろいろ“え、そこ?”って思う場面もあるけど、それも含めてモロッコの面白さ。ツッコミながら楽しむくらいがちょうどいいかも!
マラケシュ観光モデルコース:1日で満喫できる!
マラケシュ1日モデルコース(ゆったり派にもおすすめ)
午前|歴史と緑に癒されるスタート
・バヒア宮殿でモロッコ建築の美を堪能
↓(タクシーで移動)
・マジョレル庭園へ。早朝ならゆっくり散歩&写真撮影
昼|ローカル気分でひと休み
・旧市街のカフェでランチ。観光客が少ない、ちょっとした隠れ家感を楽しんで。
午後|街歩きと文化体験をセットで
・スークで雑貨探しつつ、アリー・ブン・ユースフ・マドラサへ。
・そのあとは路地裏のティーハウスでミントティー休憩☕
夕方|マラケシュの空が染まる時間
・ルーフトップでサンセット鑑賞。空と街が赤く染まる絶景タイム。
・ライトアップされたクトゥビーヤ・モスクにも注目。幻想的な姿にうっとり。
夜|フナ広場でローカルナイトを満喫
・ジャマ・エル・フナの夜市をぶらぶら。
・屋台で揚げ物やタジン、モロカンピザなど、ストリートフードを思い切り楽しもう!
スークでのお買い物と交渉術:嫌な思いをしないために

モロッコ・マラケシュに来たなら、一度は訪れたいのが旧市街(メディナ)に広がるマラケシュ最大のスーク(Souk)。
モロッコの旅で外せないのが、カラフルで活気あふれる「スーク(市場)」でのショッピング。バブーシュやスパイス、ランプ、ラグなど、目移りするほどのモロッコ雑貨が並び、つい財布の紐がゆるんでしまうほど魅力的。でも、値段交渉が当たり前のスークでは、旅慣れていないと不安を感じる人も多いはず。
特に女子旅や一人旅の方にとっては、「嫌な思いをしない買い物の仕方」を知っておくことが大切です。ここでは、安心してスークを楽しむためのコツと、現地流の交渉術を分かりやすくご紹介します。
スークは、地元の人にとっては日常そのもの。値段交渉も普通のやりとりで、そこから世間話が広がったりと、会話自体を楽しんでいる雰囲気もあります。ただ、日本人にとってはちょっとハードルが高く感じるかもしれません。でも、いくつかのポイントを押さえておけば、交渉も旅の思い出になる楽しい体験になりますよ。
一人旅や女性旅行者におすすめなのは、「自信を持って、でも笑顔で」対応すること。強引な勧誘を受けたときは、「ノーサンキュー(La shukran)」とはっきり言うのが効果的です。モロッコでは毅然とした態度がトラブルを防ぐコツです。
嫌な思いをしないためのスークでの買い物マナーと注意点を紹介しますね。
値段は即決しないのが基本
スークでは値札がないのが当たり前。まずは提示された値段の半額くらいから交渉スタートするのが基本です。自分が納得できる金額になったら、無理せずそこで決めるのがベスト。あれこれ見てるうちに、気づけば何時間も経ってるなんてことも!
他のお店も見てから決めよう
同じ商品でもお店によって価格や品質が違うことも。焦らず比較して、「本当に気に入ったもの」を選ぶのがポイント。
嫌な勧誘を受けたら、無視 or 笑顔でスルー
しつこい勧誘には「ちょっとだけ」と乗ってしまうと長引きがち。毅然とした態度で対応しましょう。
支払い前に品物をしっかりチェック
手作り品が多いモロッコでは、色ムラや欠けがあることも。例えば、バブーシュなどは両サイズを必ず確認!片方ずつ違うサイズなことがよくあります!

最近は値札付きのお店も増えてきました。値段交渉が苦手な方は、そういうお店を選べば安心して買い物できますよ
女性におすすめ!スークで人気のお土産ベスト5
スークでの買い物をもっと楽しむために、人気のモロッコ雑貨を事前にチェックしてみて!
スークは見るだけでも楽しめる、モロッコ旅行ならではの魅力スポット。一人旅や女子旅でも、しっかり準備しておけば安全に、そして心から楽しめる場所です。ちょっとした交渉術や心構えを知っておけば、現地の人とのやり取りも良い思い出に変わるはず。スークは少し「ごちゃごちゃしてる」と感じるかもしれませんが、それこそがモロッコのリアルな魅力。大事なのは「無理に買わない」こと。声をかけられたり、交渉が始まっても、旅の経験として楽しむ心の余裕があれば、スークは最高の冒険スポットになります。
マラケシュ女子旅で気をつけたい時間帯・場所・服装
エキゾチックな雰囲気と異文化が魅力のモロッコ・マラケシュ。スークやリヤド、美しい庭園など訪れたいスポットがたくさんありますが、現地の文化や治安をしっかり理解したうえで行動することが大切です。
特に女性一人での行動や女子グループでの観光の際は、「時間帯」「場所」「服装」に少し気を配るだけで、安全性と快適さがぐっと高まります。ここでは、マラケシュを思いっきり楽しむために知っておきたいポイントを詳しく解説します。
安心して観光できる時間帯は?
マラケシュの観光は、午前〜午後の明るい時間帯がベスト。特にスークや旧市街(メディナ)は、朝11時〜夕方6時頃までが最も賑わっていて安全に歩ける時間帯です。
- 早朝(8時前)や日没後の旧市街の一人歩きは避けるのが無難。
- 女性一人の場合は、暗くなる前にホテルやリヤドに戻るようにスケジュールを組むのがおすすめです。
マラケシュは日中と夜で街の雰囲気がガラッと変わるため、「夜に人通りの少ないエリアを一人で歩く」といった行動は避けるようにしましょう。
気をつけたいエリアは?
マラケシュは比較的観光客に開かれた都市ですが、注意すべき場所もあります。
- 旧市街の裏路地や人気のない小道は、一人で入ると不安を感じることも。
- スークではスリやしつこい客引きに注意。リュックではなく、前にかけるショルダーバッグが安心です。
- 「あっちだよ」「案内してあげる」と話しかけてくる人にはついて行かず、はっきり断るのがトラブル回避のコツです。
また、ジャマ・エル・フナ広場周辺も人が多いため、荷物の管理には常に注意を。スマホや財布はしっかり収納しておきましょう。
現地で浮かない服装は?
モロッコはイスラム文化の国。観光客には比較的寛容ですが、現地の文化に配慮した服装=露出を控えめにが基本を意識することで、安心して観光が楽しめます。
- 肩や膝が隠れる服装がベスト
- キャミソールやショートパンツ、露出の高い服はNG
- スカーフを1枚持っておくと便利:冷房避け、日差し対策、モスク見学にも活用できます。
服装ひとつでトラブルを未然に防げることも多いので、「ちょっと守りすぎかな?」と思うくらいがちょうど良いです。
マラケシュは魅力たっぷりの街ですが、文化や治安への配慮を忘れずに行動することが女子旅・一人旅の成功のカギ。服装・行動時間・場所選びにちょっとした工夫をすることで、旅がもっと安心で心に残るものになります。
「安全に、でも思いっきり楽しむ」、それがモロッコ女子旅のいちばんのコツです。
ちょっと贅沢に…ハマム体験で旅の疲れをリセット
モロッコ旅行の疲れをリセットしたいなら、伝統の「ハマム(Hammam)」体験がおすすめです。蒸気に包まれた空間で、肌も心もじんわりほぐれていく感覚は、まさに非日常のリラクゼーション。一人旅でちょっと不安…という方も、観光客向けのスパなら英語が通じるうえ、女性専用エリアもあるので安心。自分へのご褒美タイムにぴったりの贅沢体験です。
ハマム(Hammam)ってどんなところ?
ハマムとは、モロッコ伝統のスチームバス。最初に温かい蒸気の部屋でリラックスし、オリーブの搾りかすやオリーブオイルの自然素材から作られる黒石鹸「サボン・ノワール」で全身を洗います。その後、専属の女性が専用グローブでゴマージュをしてくれ、古い角質をオフ。ツルツルの美肌に生まれ変われます。

地元の人はパンティーだけで入るけど、ちょっと恥かしいなら水着でも大丈夫!プライベートハマムもあるよ。
ハマムの後は休憩室でハーブティーを飲みながらリラックス。アロマオイルのほのかな香りに包まれる最高の時間です。
女子旅におすすめ!マラケシュの安心&おしゃれなハマム3選
異国情緒あふれるマラケシュには、女性に人気の素敵なハマムがいっぱい。中でも「一人でも行きやすい」「おしゃれで清潔」「癒される」ハマムを厳選しました。

これらのハマムはプロフェッショナルなサービスを提供していて、観光客からも高い人気を誇るスパです。ハマム、ゴマージュ、マッサージなど、豊富なメニューから自由に組み合わせることができます。料金はやや高めですが、その分クオリティの高い施術が受けられ、満足度も高いでしょう。一方で、地元住民向けのハマムは価格はリーズナブルですが、初めての方には少しハードルが高いかもしれません。
ハマムを楽しむための3つのコツ
- 予約は事前にオンラインで
安心して楽しむために、事前にネット予約をしておくのがベスト。ホテルのスタッフに相談するのもいいですね。 - 施術内容を事前にチェック
フルコース、ゴマージュのみ、マッサージ付き…などメニューは様々。自分の希望に合ったプランを選びましょう。 - 施術後は予定をゆったりと
ハマム後は身体がぽかぽか&気分もふわっと軽くなります。無理なスケジュールは入れず、ゆっくり休憩を。
旅先だからこそ、自分をいたわる時間を忘れずに。ハマムで過ごすひとときは、心も体もすっきり整えてくれる魔法のような時間。モロッコでしか味わえない、特別なリラクゼーションをぜひ体験してみてください。
いつもと違う朝を空から:マラケシュで気球体験
マラケシュで気球体験をしてきたのでご紹介します!


早朝の空の旅!気球に乗って見るマラケシュの絶景
先日、マラケシュ郊外で念願の気球体験をしてきました。朝まだ暗いうちに出発し、空が少しずつ明るくなる中で気球が準備されていく様子を眺める時間からすでにワクワク。気球がふわりと空に浮かぶと、ちょうど朝日が昇り始め、空がオレンジやピンクに染まっていく光景は息をのむ美しさでした。
空の上からは、マラケシュの街並み、アトラス山脈、そして遠くに広がる砂漠までも見渡せる壮大な景色。風に乗って静かに進む時間は、まるで夢の中にいるようでした。
着陸後には、モロッコらしい朝食と温かいミントティーが待っていて、最後まで心に残る素敵な体験に。マラケシュでちょっと特別な朝を過ごしたい方に、ぜひおすすめしたいアクティビティです。
マラケシュ女子旅Q&A:よくある質問に答えます!
マラケシュは女子旅や一人旅に人気の旅先ですが、「初めてのモロッコで不安…」という声も少なくありません。ここでは、実際によく寄せられる疑問や心配ごとに、現地在住者の視点も交えてわかりやすくお答えします。旅行前の準備や現地での立ち回りの参考にしてください!
- Q英語は通じる?フランス語が話せないと困りますか?
- A
観光地では英語が通じることが多いので心配ありません。
マラケシュではホテルやレストラン、スークの店員など、観光客相手の場所では英語がある程度通じます。ただし、フランス語やアラビア語が日常語なので、「ありがとう(Shukran)」「こんにちは(Salam)」などの簡単な現地語を覚えておくと好印象です。
- Qトイレや衛生面は大丈夫?
- A
観光エリアのレストランやカフェでは清潔なトイレが使えます。
ただしスークや公共トイレは場所によっては清潔さに差があるため、ウェットティッシュや除菌ジェル、トイレットペーパー代わりのポケットティッシュを持ち歩くのがおすすめです。屋台での食事も人気ですが、体調に不安がある人は火がしっかり通っている料理を選びましょう。
- Q一人でも迷わず観光できる?地図アプリは役立つ?
- A
旧市街は迷いやすいので、Googleマップを活用するのがおススメ
マラケシュのスークはまるで迷路のよう。位置情報付きの地図アプリ(Google Maps など)を活用し、「ジャマ・エル・フナ広場」を起点にしておくと安心です。迷ったら人に尋ねるのもOKですが、「案内してあげる」と言われたら断るのが無難。地元の女性やお店のスタッフに聞くのが一番安心です。
- Qモロッコでのネット環境は?SIMカードは必要?
- A
短期旅行なら現地SIMかeSIMが便利で安く使えます。
マラケシュではカフェやホテルでWi-Fiが使えるところもありますが、街歩き中にも地図や翻訳アプリを使いたい人にはSIMカードの利用がおすすめ。空港や街中で手軽に買えます。eSIM対応スマホがあれば、日本からアプリで購入・開通も可能です。
マラケシュはにぎやかで刺激的な街。人が多くて疲れることもあるけれど、それ以上に魅力的な景色や体験が詰まっています。ちょっとクセはあるけれど、心に残る旅になるはずです。